ARCHIVES
TAGS
懐かしい音を思い出したのです
nihontype2.jpg※写真はこちらのサイトから

写真の機械、知ってる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。今では「ワープロ」さえ骨董品(失礼)ですがさらに昔には「和文タイプライター」なるものがあったのです。

写真では分かりづらいかも知れませんが、手前の活字の並んだ台を左手で前後左右に動かし、中央にあるハンドルを右手で押して活字を拾い、奥にロール状にセットした用紙に文字を打ち付けて印刷用の文章原稿を作っていきます。

katsuji.jpg(写真では英文字ですが)
金属製の「活字」です。日本語には「漢字」があるので活字の数も膨大です。活字の位置を覚えるだけでも大変。これを1つ1つ拾っていく作業は、キーボードをチャカチャカ叩いて文章を綴るのに比べると結構な労力です。

おまけにこの作業、うるさいです。一文字打つごとにガッシャン!ガッシャン!…と相当な音がします。

て、なんでそんなに詳しいのかって?いつの時代の人なんだ、と(笑)

うちの母、結婚前は印刷会社でタイピストをしていたそうです。結婚退職し子供が生まれて数年経った頃、元の会社から和文タイプを借りて自宅で仕事を請けはじめました。小学校から帰るといつも聞こえてきたのはこの和文タイプのガッシャン!ガッシャン!という音でした。

そばで見ているうちになんとなく操作を覚えたので、一度打たせてもらったことがありましたが…実際やってみるととても難しかったです。活字を打つ時の力の入れ具合、活字を探すスピード…一定のリズムで(それも早いスピードで)着々と文章を打ち出していく母の横顔は“プロの顔”だったなあ…とこの文章を書きながら思い出しました。

母はその後別の印刷会社に勤め、最初のうちはタイプを打っていたようですが、ワープロ、パソコン、DTP…という流れにはついていけず、校正・断裁・仕分け・梱包など印刷所内での軽作業に回って定年を終えました。

パソコンの登場はいろんなものを変えたなあ…と思います。母の職種はなくなってしまったけど、娘はパソコンのおかげで昔の母と同じように自宅で仕事が出来ております(その点は変わってないですね笑)

今日はなぜかフッと思い出したのです。ガッシャン!ガッシャン!という懐かしいあの音を。



今日も読んでくださった方、ありがとうございます。
いくつかブログランキングに参加しています。よろしければ右側にあるバナーボタンをポチッと押して応援してやってくださいm(__)m
ではまた明日
固定リンク | comments(6) | trackbacks(0) | 記事編集
<<「イコロ」と「キロル」 | 狙われそうです >>