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再読予定/神様からひと言
kamisama.jpg神様からひと言 (光文社文庫)

大手広告代理店をクビになった主人公が職歴を買われて(?)中途入社した会社で新製品のネーミングプランをプレゼンしようとするところから物語は始まります。

この企画会議の不毛な転び具合がリアルです。「うっわー、あるあるこういうの。いるいるこんな人(失笑)」…と、立ち読みでこの部分にハマり買って帰りました。ま、広告業界がらみの話はここまでなんですが。

話はその会議でまたまたやらかしてしまった(前職もそれで失敗した)主人公が「お客様相談室(別名クレーム処理班)」へ社内リストラされるところからが本番です。

ここからがまた面白い。文章のテンポも良いです(作者の方は元コピーライターだそうです)泣きたくなるようなキツい状況から少しずつ主人公が変わっていき、周りの人達も変わっていき…というサラリーマン成長物語になってます。

温かい読後感でした。登場人物がみんな何かしらの「しょうもなさ」を抱えていて人間くさくて憎めない。「でもしょうもない世界で汲々と生きていくのも悪くないかも」なんて思えてくるのは作者の人間を見る目が温かいからなんでしょうね。


…と、4年前に書いていた感想テキスト(上記は多少改変しています)を発見しました。この本、面白かったことは覚えてるんですが…細部をまったく覚えていない自分にびっくりしました!もう1回読まなくちゃ(汗)この本に限らず、色んなことをすぐ忘れる自分のアタマの中身が時々不憫になります(涙)

作者の荻原浩さんは映画化された「明日の記憶」の作者でもあるのですね。がぜん原作を読みたくなってきました。ちなみにこの「神様からひと言」も未見ですがドラマ化されていますね。4年前の感想テキストに“途中からずっと「キャスティングするなら誰だろう」と考えながら読んでました”の一文がありました。同じように感じた人、多かったのですね。

それにしても…“何かを感じたら書いておく”というのはいいものですね(しみじみ)



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ではまた明日
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