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彼女のこと(1)
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いつもにも増して1日中机に向っている日々なのでまったくもって書くことがなくなりました(汗)

仕方ないので3日くらいに分けて3年程前に書きかけてそのままにしていたお話をここに載せようと思います。亡くなった同級生の思い出です。



彼女のこと(1)

風の噂で中学時代の同級生が亡くなったと知った。交通事故だった。亡くなったのはもう数日前の話だった。テレビのニュースで流れたらしいけど全然知らなかった。ネットで確認したら本当の話だった。

亡くなった彼女とは、中学を卒業して以来一度も会ったことはなかった。10代のうちに結婚したとか、子供を連れて実家に戻ってきたらしい、とか…うちの母親から何度か彼女の話題を聞いたことがあった。その程度。

彼女はとても綺麗な子だった。いや、もう「女の子」とは呼べないほど、周りから浮き上がる程に彼女は綺麗で大人びていた。

そして学年の不良達の中で一番強かった。

手のつけようが無い問題児だと匙を投げられていた。たまに授業に出ている時は机に突っ伏して寝ていた。でも頭は悪くなかったと思う。どちらかというと、頭が良くて早熟な故に色んなことが見えすぎて自分にも周りにも絶望してるような感じに見えた。

私は1年近く、彼女の隣の席に座っていた。否、座らされていた。担任からの指名で。

彼女は周りの“普通の子達”から怖がられていたのでトラブルを避けるために担任が私に白羽の矢を立てたのだと思う。

その頃の私は、誰かと衝突したり、誰かを色眼鏡で見てつき合い方を変えたり、そういうことをしないような感じの子だったのだと思う。中学時代はまだ成績も良かったしマジメだったので、私が彼女と仲良くすれば、彼女も少しは行動が変わるかも…と期待もされていたのかも知れない。

担任の期待にはまったく気がついてない私だったけど、彼女にはごく普通に接していた。…といっても、彼女と友達になったわけではなかった。彼女は相変わらす授業中寝ていたり突然帰ったりしていたし、私に声をかけてくるのも、ごくたまに気が向いた時だけだった。

授業の中で隣の席の子と一緒になにかの作業をしたりする機会があっても彼女がそんな感じなので、私はぽつんと一人で作業することも多かった。

何年か後になって、母親が言っていた。「あの頃、なんでうちの娘だけがそんな苦労をさせられるのかと担任に文句を言おうと思ったことが何度もあった。」と。

私自身は彼女の隣に座らされている状態にたいして不満もなく、あまり疑問にも思ってなかったので、家でもその件に関して特に愚痴ったりするようなことはなかったと思う。

母親がそんなもやもやした気持ちを抱えていたなんて全然知らなかったので、そう聞かされてびっくりした。


ある時彼女が、自分で開けたピアスの穴が化膿して耳たぶが半分腐ったような状態になったのを私に見せてくれたことがあった。

「それは病院に行ったほうがいいよ!」びっくりした私はその時もその後も何度かそう言ったけど、結局、彼女は病院には行かなかった。

今ならわかるんだけど。

彼女は心配してくれる人が欲しかっただけなのだと。素直に、ただ単純にバカみたいに心配していた私の“気持ち”だけで、彼女は満足だったんだと。


(明日に続きます)



今日も読んでくださった方、ありがとうございます。
ではまた明日。
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“こないだ” って
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仕事場に母がやって来ました。

年賀状を作って印刷してあげる約束をしていたのです。

ハガキと一緒に「これを取り込んで作れる?」と持って来たのは “ちぎり絵のうさぎ”

「かわいいじゃん。これお母さんが作ったん?」と聞くと

「うん、まだヘタクソじゃけどね」と母。

「いいよ。これ使って作ろうよ」と、早速スキャニングを始める私の横で

「こないだ(←この間)使いそびれとったヤツが…活かせてよかったー」

…ん?…こないだ?

「お母さん…こないだ…って??」

「うん、こないだのうさぎ年の時に使いそびれてねえ…」

12年前ですか!(笑)

12年前を“こないだ”と言ってのけることも…

12年前の作品を大切に取ってあることも…

いやあ…かないませんね(笑)

ほのぼのした午後のひとときでした。



今日も読んでくださった方、ありがとうございます。
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ノルウェイの森で迷い中です。
norwegianwood.jpg映画「ノルウェイの森」公式サイトより

先週末に公開された「ノルウェイの森」

ちらほらと映画を観た人達の感想が聞こえてきますが…

ちょっと…微妙?な感想が多いみたいですね。

原作は何年かごとに読み返していて…もう何回読んだのかな?

最初は私も主人公達の当時の年齢に近くて、読んでいる間中、ヒリヒリするような痛みを感じていた記憶があります。

今では小説の冒頭に出てくる現在の主人公の年齢の方に近くなって…思い出よりも“現在の心境”の方に感情移入してしまいます。ヒリヒリするような痛みも…遠く切ない鈍い痛みに。

それこそ“もう二度と戻らない時間”ですね。

さて、映画。実はすごく迷い中です。自分の中の原作の世界が壊れそうな予感120%なんですが(汗)でも観てみたいような…。酷評を鵜呑みにせずに自分で判断したいような…。うーん…。

まあ現実には映画館に足を運ぶ時間がなさそうなので…DVD出てからゆっくり考えようと思ってますけど。

映画をご覧になった方、ぜひ感想を教えてくださいね。



今日も読んでくださった方、ありがとうございます。
ではまた明日。
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長いお休みでした
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ずいぶん長いこと更新をお休みしてしまいました。
停止中も訪問してくださった方、何度もムダ足を踏ませてしまってごめんなさい。

先週はずーっと風邪との戦いでした。風邪…というよりこじらせてしまって気管支炎と副鼻腔炎になってたことが渋々行った病院で判明…。どうりで治らないハズです。

早めの段階で無理せず休むべきだったんですよね。ちょっと休めない状態だったのでカラダの免疫力が低下してたんでしょうね。

菌ってヤツはこっちが弱ってるのを絶対見逃しませんね。感心します(笑)

顔、特に頬骨のあたりがすごく痛くて「咳のしすぎで筋肉痛?」と勝手に思ってたんですけど、副鼻腔炎って鼻の奥にある空洞に細菌が感染して炎症を起こすようで、ちょうど頬骨の後ろあたりが“現場”だったみたいです。

胆石があるって聞いた時にもびっくりしたんですけど、顔の中心に空洞があることも知りませんで…びっくりしました。病気になると色んなことがわかって面白いですね。

“面白い”…なんて言えるくらいにはなんとか回復して余裕が出てきました。まだ本調子じゃないですが…。

もう何度も実感してますが、ほんと健康がイチバンですね。皆さまもお気を付けくださいね。



今日も読んでくださった方、ありがとうございます。
ではまた明日。
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殴られた思い出
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突然殴られたことがあった。

あれは幼稚園の年長組の時だから6才の時。

園舎の隅のほうにあったニワトリ小屋の前でその事件は起きた。

私はその時、ニワトリの絵を描くために1人でトリ小屋に行ってニワトリを観察していた。

たぶん集中して鳥を見てたんだろう、背後の気配には全く気がつかなかった。

突然、後頭部をガン、と殴られた。

なにがなんだか分からずにアタマを押さえながら振り返ると、そこには年少組の女の子2人が角材を持って立っていた。

彼女達はニヤニヤ笑いながら、さらに何度も襲いかかってきた。

私は必死でその場から逃げ出して自分の教室に戻って…たぶん大泣きしたんだろう(このあたりはあんまり覚えてない。たぶんパニックで)

クラスの先生に連れられて年少組の教室に行った。

「この中に殴った子がいる?」

そう聞かれて、まっすぐに指さした。

彼女の顔と名前はそれから何年も忘れられなかった。


…というか、顔はもう覚えてないけど名前はまだ覚えてます。私けっこうシツコイかも(笑)

ちなみにその時描いたニワトリの絵はなんか立派な賞をいただきました。危険に気付かないほど熱心に観察したかいがあったというか…身体を張ったかいがあったというか…。

なんでこんなこと思い出したのかなあ…と思ったら…風邪が治らなくてずーっとアタマがガンガンしてるのでした。殴られたみたいに。

今の自分にも…なにか…賞をあげたいです…



今日も読んでくださった方、ありがとうございます。
ではまた明日。
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