天国は水割りの味がする~東京スナック魅酒乱~
この本3045円なんです。それで買おうかどうしようかしばらく悩んでたんですけど「CDなら買う金額なのになんで本だと買えないのだ」と、ある日やや衝動的に買ってしまいました。昨日から読み始めました。買って良かった。面白いです。
著者の都築響一さんは写真家で編集者。最初にハマったのはこの写真集
TOKYO STYLE
東京の住宅室内を写した生活感あふれる写真集です。この写真集は文庫化までされたのでご存知の方も多いと思いますが、他にも暴走族、デコトラ、ラブホテル、秘宝館etc…日頃あまりスポットライトの当たらないモノ、無名の人々の作ったデザイン、無名の人々の生活を記録した本をたくさん出版されています。
読み始めた「東京スナック魅酒乱」は東京のスナックにご本人自ら何度も足を運んでお店のマスターやママにインタビューしたものをまとめた本です。掲載されているスナックの数50軒!もちろんひとつとして同じものなど無い50通りの歴史と人生が詰まってます。濃いですよー。内容もだけどページ数も800ページ以上…分厚いです
(本自体は軽いですけど)
自分の人生だけだと1つしか体験できないせいでしょうか…ノンフィクションや伝記、あげくの果てにはちょっと“ ノゾキ趣味 ”のようなものまで
(汗)好きですね。人間の生活とか“人”に興味があるんでしょうね。思えばブログを読むのだってそうですね。“ 色んな人が一生懸命生きてる ”って感じるのが好きなんだと思います。
都築響一さんは、有名も無名もキレイも汚いも関係ない、現実の社会の「あるがまま」を愛おしんだり面白がったりできる目線を持った人だと思います。この目線があれば世界は何倍も豊かに見えるだろうな…うらやましく思うのです。
さて、本を読んでたらスナックについても書きたくなったんですが、ちょっと長くなったのでそれはまた後日にします。本を読み終わるのにも時間がかかりそうだし
(トイレでちょっとずつ読んでます)そろそろこのへんで。
PS.
ご本人のブログを見たら、来月広島現代美術館で個展があるそうです。いいタイミング!楽しみがもうひとつ増えました。
今日も読んでくださった方、ありがとうございます。
ではまた明日。